検索意図は、検索ユーザーがクエリで果たそうとしているタスクです。キーワードのボリュームだけでなく、表現と現在の検索結果のパターンから推測します。
クエリの背後にあるタスクを読む
検索意図とは、検索ユーザーがやろうとしていそうなタスクについての判断です。概念を学ぶ、選択肢を比較する、知っている行き先に着く、問題を解決する、取引を完了する、といったものがあります。クエリそのものは根拠であって、結論ではありません。「おすすめのランニングシューズ」は比較を示しているかもしれません。一方で型番は、現在の検索結果によって、サポート、仕様、購入、返品ポリシーのいずれかを示しているかもしれません。
まず、近いクエリのバリエーションをグループにまとめ、タスクを平易な言葉で書きます。「アプローチを選ぶ」「公式ドキュメントを探す」「対応する選択肢を見る」といった具合です。こうすると、情報を求めるニーズと取引のニーズに、1つの曖昧な文章で答えようとするページを防げます。
検索結果ページを根拠にする
対象の国と言語で、現在の検索結果を確認します。繰り返し現れる形式を記録します。ガイド、カテゴリページ、商品ページ、ツール、地図、動画、公式サイトなどです。絞り込みの候補や回答ボックスは手がかりとして記録しますが、競合をそのまま真似たり、一時的なレイアウトをアルゴリズムのルールだと思い込んだりしてはいけません。
具体例です。クエリに対して比較ガイドや編集部のレビューが繰り返し表示されるなら、カテゴリの一覧グリッドだけでは、そこに表れているタスクを満たせない可能性が高くなります。商品一覧が表示されるなら、長い百科事典的な記事は、やはり場違いかもしれません。観察した形式を、サイトが実際に保有する在庫と、維持できるコンテンツに照らして比べます。
意図を1つの行き先に対応させる
主なページの種類を1つ、主なタスクを1つ選びます。タイトルを書く前に、読者が何を学び、比較し、選び、行うのかを定めます。そのうえで、そのタスクの助けになる場合だけ、補足のセクションを作ります。ガイドには手順と制約が必要かもしれませんし、商品のカテゴリには、選ぶ基準、フィルター、在庫の状況の明示が必要かもしれません。独自の内容が十分にないのに、修飾語ごとにページを作ってはいけません。
対応づけの確認では、選んだURLに固有の目的があること、内部リンクが説明的なアンカーを使っていること、同じクエリクラスターにすでに答えているページがないことを確認します。意図の対応づけは、編集と情報設計の判断です。検索順位を予測するものではありません。
公開後に見直す
検索結果の形式、商品の取り扱い範囲、読者が使う言葉が変わったら、クエリのセットを見直します。ページ単位の検索データをクエリクラスターと比べますが、デバイス、国、期間は一緒に記録します。クリック数や表示回数の変化は、季節性、掲載順位、検索結果の機能から生じることもあります。そのため、検索意図の分類だけが原因だと決めつけてはいけません。