経路をユーザーの作業に対応づける
内部リンクに価値があるのは、読者が作業を続けるのに役立ち、正規のリンク先を指しているときです。ハブは配下のトピックを紹介し、詳細ページは意味のある戻り道を用意し、文脈内のリンクは、次のページが重要な理由を説明します。大規模なサイトには、無作為な関連リンクのウィジェットではなく、意図的な規則が必要です。
確認の方法
サイトをクロールし、リンク元のページ、アンカーテキスト、リンク先のステータス、正規URL、クリック深度を確認します。リンクグラフを、意図した情報設計と比べます。そして、重要なのに孤立しているページ、リダイレクトしているリンク、文脈内のナビゲーションを埋もれさせる定型のリンクに印を付けます。
実装と改善の方法
レンダリング後のコンテンツで内部リンクをテストし、リンク先を直接のURLに修正します。まず優先度の高い少数の経路から始め、リンク元のページを更新し、再度クロールして、リンクが解決され、正規のままで、文脈の中でも有用であることを確認します。ナビゲーションのアクセシビリティを保ち、操作しないと失敗するスクリプトの裏にリンクを隠さないようにします。
限界とよくある誤り
リンクの数が多いほど構造が良い、と考えてはいけません。サイト全体で繰り返されるリンクは、ナビゲーションを薄め、ユーザーを混乱させることがあります。各リンクには、明確なリンク先と、そこにある理由が必要です。
実用的な内部リンクの計画は、サイト全体のリンク数ではなく、経路から始めます。広い疑問に答えるハブを選び、より狭い判断に答える補足ページを挙げ、読者がそれらの間を移動する文脈を明確にします。リンクは、フッターのモジュールではなく、必要が生じる本文のその箇所に追加します。公開後は、実際にレンダリングされたリンクをクロールし、リンク元URL、アンカーの文脈、最終的なリンク先、正規のリンク先の4つの値を比較します。リンク切れ、リダイレクトの中継、noindexのリンク先は、修正項目です。新しい補足ページでは、ハブからリンクを張り、読者の役に立つなら関連する同列のページから文脈内のリンクを少なくとも1つ追加し、戻る経路も見えるようにします。モバイルのナビゲーションと、JavaScriptなしのHTMLも確認します。失敗する操作の裏に隠れたリンクは、信頼できる発見の経路ではないからです。
一括で変更する前に、リンク1件を1行にしたスプレッドシートか一覧を作ります。列は、リンク元、リンク先、目的、アンカー、配置、テスト結果です。こうしておくと元に戻しやすく、2人の書き手が競合する経路を追加することも防げます。カテゴリのハブがガイドにリンクできるのは、ガイドが判断を説明しているからです。ガイドがハブに戻れるのは、カテゴリが次のアクションを提供しているからです。目的は、それぞれ異なります。結果は、代表的なデスクトップとモバイルのページを開き、レンダリングされたリンクをたどって、ステータスと正規のリンク先を確認することで検証します。クリックの動きの計測は、トラッキングの設定がわかってからにします。変更前後の件数だけで、リンクの変更がコンバージョンを生んだと主張してはいけません。
例:「ポンプの選び方」に答えるガイドは、選定基準を説明する場面で、比較ページにリンクできます。その比較ページが商品カテゴリにリンクするのは、トレードオフを説明したあとにします。汎用的な「続きを読む」のウィジェットでは、この関係を表せません。見直しでは、補足ページに直接たどり着いた読者を想定します。より広いテーマを把握し、次の関連する判断に進み、ブラウザーの戻るボタンなしで戻れるでしょうか。続いて、同じ経路をクローラーの視点で確認します。ナビゲーションはサーバーサイドでレンダリングされていても、文脈内のリンクがクライアント側だけの場合は、同等だと決めつけず、その違いを記録します。有用な成果は、読み取れる経路であり、任意のリンク総数ではありません。
コンテンツを移動したあとのリンクは、リダイレクトと同じ慎重さで見直します。200のレスポンスが有効でも、リンク先が、アンカーが約束するページでなくなっていれば不十分です。