キーワード難易度が示すもの
キーワード難易度(KD)は、あるクエリで競うのに必要な労力を、サードパーティが推定した値です。提供元はそれぞれ独自の検索結果スナップショット、被リンクのインデックス、モデルで算出します。同じ語句でも、ツールや日付が違えばスコアは変わります。KDはGoogleのランキング要因ではなく、Googleが共通の難易度スコアを公開しているわけでもありません。
スコアは、大量のリサーチ対象を並べ替えるときに役立ちます。ただし、サイトが検索者に合う商品、根拠、ページ形式を持っているかどうかは決められません。スコアが低くても、内容の薄いコンテンツが有用になるわけではありません。スコアが高くても、検索意図に合ったページが上位に入れないとは限りません。
優先順位づけの手がかりとして使う
正確なクエリ、言語、国、わかる範囲でのデバイス条件、提供元、データベースの日付、スコアを記録します。そのうえで、KDを検索意図、需要の根拠、既存のカバー範囲、説得力のある答えを用意するコストと並べて見ます。たとえば、被リンクベースのスコアが低い語句でも、規制に関わる専門性、地域ごとの提供状況、独自の検証が必要で、計画中のサイトでは用意できないことがあります。
- 同じ日付で、クエリ、対象市場、提供元、スコアを集める。
- 上位に多い結果の種類(ガイド、カテゴリー、商品、ローカルの掲載、動画、ツール)を確認する。
- 既存のページがその課題に答えているかを考え、改訂するか、別のページを作るか、不足のままにするかを決める。
- 検索意図と既存ページとの適合がわかった後で、リサーチの順番づけにだけKDを使う。
- 検索結果の構成やツールのデータベースが変わったら、クエリを再チェックする。
根拠を比較する
| 入力 | わかること | わからないこと |
|---|---|---|
| 同じクエリに対する提供元AのKD | その提供元が現時点で、被リンクを軸とした競合状況をどうモデル化しているか | Google自身のランキング計算や、上位表示される確率 |
| 同じクエリに対する提供元BのKD | もう1つのモデルとデータベースのスナップショット | どちらかの数値が正しい共通の値であること |
| 実際の検索結果とページの棚卸し | 検索者に何が提示されていそうか、サイトがその課題に答えられるか | 将来のトラフィックやコンバージョンの結果 |
2つの提供元で値が食い違うときは、平均して権威ある数値にしようとしないでください。対象国、データベースの鮮度、検索結果の集合が同じかを確認し、食い違いは制約として残します。実務上の判断は変わらないこともあります。検証した課題に答えられるからページを作る価値がある、あるいは棚卸しの結果、裏付けが足りないのでまだ作る根拠がない、という判断です。
限界とよくある間違い
よくある間違いは、KDを「設定して直せるもの」と見なすことです。KDは、検索エンジンの外から観測した独自の指標です。自分で手を入れられるのは、ページの関連性、根拠、技術面での到達しやすさ、編集の質であり、提供元のスコアではありません。