サブドメインとサブディレクトリ

サブドメインとサブディレクトリは、ホスト名とパスのどちらでコンテンツを分けるかというアーキテクチャ上の選択です。どちらの構造にも、共通して検索順位で有利になる点はありません。

意味と範囲

サブドメインは、docs.example.comのように、別のホスト名にコンテンツを置きます。サブディレクトリは、example.com/docs/のように、メインのホスト名の下に置きます。この選択で、管理の境界、デプロイ、ナビゲーション、アクセス解析の設定、Cookieの範囲、移行の作業が変わります。Googleは、順位で有利な構造を公表していません。ですから、言い伝えのようなルールではなく、プロダクトと運用の体制に沿って決めます。

サブドメインとサブディレクトリの主な関係を示した図です。

確認の方法

実際の境界を整理します。コンテンツの管理者は誰か。検索の読者層やブランドを共有しているか。ナビゲーションでどうつながっているか。URLが今後どうなるか。両方のエリアを、訪問者とボットから見える状態でクロールします。表示の違いをホスト名の影響と解釈する前に、正規URL、内部リンク、サイトマップ、robots.txtのポリシー、言語の対応、計測を、それぞれ別に確認します。

  1. コンテンツの管理体制、読者層、技術的なライフサイクル、移行のコストから、構造を1つ選ぶ。
  2. 公開するナビゲーションは一貫させ、関連するセクションの間を、迷わず行き来できるようにする。
  3. ホスト名またはパスごとに、canonical、robots.txt、サイトマップのポリシーを意図を持って維持する。
  4. 移行する場合は、古いURLをすべて関連する最終URL1つに対応づけ、チェーン、ループ、レンダリング後のナビゲーションをテストする。
  5. レポートは、サイト移転と、実際のコンテンツや需要の変化を区別できる程度に、分割して見る。

実践での判断

別々に運用するアプリケーション、ドキュメントシステム、地域ごとに独立したプロパティには、サブドメインが妥当な場合があります。まとまりのある1つのサイトでは、サブディレクトリのほうが、共通のテンプレートとナビゲーションを単純にできます。どちらでも、内部の構造を明確にする必要はなくなりません。まず境界をユーザーに分かりやすくし、将来のチームが重複したルートを作らないように、文書に残します。

限界と間違い

順位が上がるはずだという思い込みだけで、移行しないでください。ホスト名の移転は、リダイレクト、アクセス解析、リンク、キャッシュのリスクを伴う、本格的な移行です。2つのセクションが競合する、または順位のシグナルを単純な決まった形で共有すると決めつけるのも避けます。具体的なURL、リンク、読者層を評価します。

FAQ

SEOでは、サブディレクトリのほうが常に有利ですか?
いいえ。Googleは、共通の優先順位を公表していません。管理体制、読者層、運用上の必要に合う構造を選びます。
サブドメインをサブディレクトリに、安全に移せますか?
サイト移転にあたります。古いURLごとに、関連する最終URLを割り当て、リダイレクトを検証し、変更後を監視します。
サブドメインごとに、サイトマップを持つべきですか?
公開しているURLの集まりごとに、意図を持って扱います。サイトマップとクロールのポリシーには、そのホスト名またはパスで配信される最終的な正規URLを反映させます。