分かりやすいURLとは、人が見て内容を把握でき、クローラーが一貫して取得できる安定したページアドレスです。通常は、意味の分からないクエリ文字列や競合する複数の変種ではなく、内容を表す単語、予測しやすい階層、一つの正規の表記で構成します。「分かりやすい」が表すのは明快さと一貫性です。内容の弱いページが関連性を得られるわけでも、順位の上昇が保証されるわけでもありません。
URLが分かりやすいとはどういうことか
Googleは、論理的で読みやすいURL構造、内容を表す単語、区切りにハイフンを使うこと、不要なパラメーターを減らすことを推奨しています。また、URLは大文字と小文字が区別されるため、両者を同じリソースとして扱うサイトは、一つの形を選んで統一する必要があるとしています。重要なのは、スラッグにキーワードが入っているかどうかではありません。各アドレスが、時間がたっても分かりやすく、安定していて、曖昧でないかどうかです。
| 設計上の選択 | 有用なルール | 限界 |
|---|---|---|
| 単語と階層 | 対象ユーザーに向けて、ページの内容を表す単語を使います。 | パスを文章のようにしたり、キーワードを繰り返したりしません。 |
| 区切り文字 | 別々の単語の間にはハイフンを使います。 | 区切り文字は、明確な情報設計の代わりにはなりません。 |
| パラメーター | 正当な表現の違いを生むパラメーターだけを残します。 | フィルター、トラッキング、ページネーションでは、インデックス登録の方針が明確であれば、パラメーターを使っても問題ありません。 |
| 大文字小文字と変種 | 公開する表記を一つ選び、変種はそこへ直接ルーティングします。 | リリースのたびに変わるアドレスは、リダイレクトでは直せません。 |
安定したアドレスを設計する
パスは、現在のマーケティング用語ではなく、ページの変わらない目的から決めます。商品ファミリー、ガイド、カテゴリは、何年も同じ移動先のまま使えることがあります。一方、日付、キャンペーンコード、在庫状況、一時的な形容詞は、恒久的なURLにしないほうがよい場合が多くあります。既存のアドレスが機能していてページの目的を伝えているなら、見た目を整えるためだけに変更しても、得るものより危険のほうが大きくなりがちです。
- 変わらないページの種類と、パスが対象とするユーザーの言語を特定します。
- 短く内容が分かるパスを作ります。階層は、ナビゲーションに役立つ場合だけ予測しやすい形にします。
- 公開前に、衝突、大文字小文字の変種、旧ルート、パラメーター付きの形を確認します。
- 正規URL、内部リンクの向け先、サイトマップのエントリを、まとめて決めます。
- 今後のコンテンツも同じパターンに従えるよう、ルールを文書化します。
リダイレクトの方針は、廃止したルート、正規化、正規の公開パスという個別のケースとして明示的に書きます。フレームワークの既定値に、クローラーに見せる内容を任せないためです。これは一貫性のための方法です。URLを書き換えれば検索パフォーマンスが上がるという主張ではありません。
既存のURLを安全に変更する
URLの変更はサイト移行です。まず新しいページを公開し、廃止する各アドレスから最も関連性の高い最終的な移動先へ、直接の恒久的なリダイレクトを一つずつ設定します。内部リンクを更新し、サイトマップのエントリも差し替えます。古いページをすべて汎用的なハブにリダイレクトするのは避けます。特定の検索結果から訪れた人には、最も近い同等のページが必要です。無関係なリダイレクトは、原因の切り分けも難しくします。
- 公開前:古いURLをすべて関連する最終ページに対応付け、最終的な移動先がインデックス登録可能か確認します。
- 公開時:1ホップの恒久的なリダイレクトを有効にし、canonicalタグ、内部リンク、サイトマップのエントリを更新します。
- 公開後:旧URL群と新URL群をクロールし、リダイレクトチェーン、最終的なレスポンス、canonicalの指定先を確認します。
結果を確認する
確認は、ブラウザーやクローラーがURLに出会う流れに沿って行います。古いアドレスをリクエストし、最終的な公開パスへ直接リダイレクトされることを確かめます。新しいアドレスをリクエストし、想定どおりのステータス、canonicalの指定先、レンダリング後のリンクを確認します。そのうえで、サイトマップと内部ナビゲーションの一部を見て、古いリンクや意図しないパラメーターが残っていないかを確認します。
- 最終ページが想定どおりの成功レスポンスを返し、さらにリダイレクトされないことを確認します。
- 廃止したルートがすべて、1ホップで関連する最終ページに解決されることを確認します。
- canonicalタグが、リダイレクトチェーンや旧表記ではなく、最終的にインデックス登録可能なURLを指していることを確認します。
- サイトマップと内部リンクが、同じ優先アドレスを指していることを確認します。
- 検索パフォーマンスのデータは、技術的な移行記録とは分けて管理します。ルートのチェックが成功しても、トラフィックの結果が証明されるわけではありません。
よくある間違いは、CHPUのような略語を「どの言語でもすべて音訳する」ルールだと受け取ること、URLの変更を順位対策として使うこと、200が返るかどうかだけで成否を判断することです。分かりやすいURLとは、結局のところ、長く続く公開上の約束です。人が読め、システムがルーティングでき、関連するシグナルがすべて同じアドレスを優先として示している状態を指します。