関連サイト(アフィリエイテッドサイト)

関連サイトとは、運営者、コンテンツ、事業目的、リンクのいずれかでつながっているWebサイトのことです。つながりがあるというだけでは、検索ポリシーの違反にはなりません。

近道ではなく、背景として見る

関連サイトだからといって、悪いサイトとは限りません。1つの組織が、メインのブランドサイト、サポート用ドキュメント、地域向けサービス、別の商品サイトを、ユーザーにとって妥当な理由で運営することはあります。大切なのは、各サイトに明確な目的と責任の所在があり、訪問者が目的を達成するのに役立つコンテンツがあるかどうかです。運営者、ホスティング会社、アクセス解析のプロパティ、CDN、テンプレートが共通していても、それだけで違反を示すシグナルにはなりません。

この用語は、SEOの議論で曖昧に使われがちです。Googleが公開しているポリシーの表現は、もっと明確です。内容の薄いアフィリエイト、ドアウェイの悪用、リンクスパム、大量生産やコピーされたコンテンツが、検索の品質を損なう行為として挙げられています。アフィリエイトリンクを持つサイトでも、独自の比較、検証、ナビゲーション、編集上の判断によって価値を加えられます。一方、検索結果の枠を増やすためだけに作った、ほぼ同一のページのネットワークは、別のパターンです。

正当な関係を、表面的なインフラの変更で隠そうとしてはいけません。運営者の明示、ユーザーにとっての明確な目的、独自のコンテンツのほうが、見せかけの分離より長く通用します。
関連サイト(アフィリエイテッドサイト)の主な入力、チェック、判断の流れを示す図です。

正当なリンクとリスクのあるパターン

正当なグループなら、リンクが訪問者にとって関連性のある次のステップになる場合に、サイト間でリンクしてかまいません。たとえば、商品サイトからサポート用ドキュメントへ、地域の支店から本部のポリシーへ、出版社から関連する刊行物へのリンクです。両者の関係は、クローラーだけでなく人にも分かるようにします。通常の編集上のナビゲーションを使い、必要な場合は商業的な関係を開示します。

リスクが高まるのは、実質的によく似たドメイン、都市別ページ、パートナーページを大量に作り、ユーザーを1つの最終的な転送先へ誘導する場合です。Googleのスパムポリシーは、似たクエリを狙い、わずかな違いだけで作った複数のサイトやページを、ドアウェイの悪用として説明しています。同じポリシーは、主に検索順位を操作する目的で作られたリンクを、リンクスパムと位置づけています。共通のIPアドレスや登録情報は、それだけでこうした行為の証明にはなりません。

正当な関係
ユーザーのニーズが異なり、独自の価値があり、リンクがナビゲーションに役立つことが、文書で示されているつながり。
内容の薄いアフィリエイト
意味のある付加価値がなく、販売元からコピーしたり、ネットワーク全体に配信したりしているアフィリエイトコンテンツ。
ドアウェイのパターン
クエリを獲得し、訪問者を別の場所へ誘導するために作られた、似たページやドメインの集まり。

関連サイトの構成を見直す方法

逆引き調査ではなく、棚卸しから始めます。公開しているすべてのサイトについて、対象ユーザー、責任者、主な目的、サイト間のリンクを一覧にします。そのうえで、リンク先のページを訪問者の視点でサンプルとして確認します。リンク先に、リンク元のページにはない情報、サービス、ナビゲーション上の選択肢があるかを確かめます。タイトル、本文、テンプレート、地域別ページが、一部の語句を入れ替えただけで繰り返されていないかも調べます。

  1. サイト、セクション、各サイト間リンクを、ユーザー側の理由とあわせて整理します。
  2. 代表的なページを比較し、コピーや内容の薄いコンテンツ、検索意図の重複、強制的な誘導がないか確認します。
  3. 有料、スポンサー、パートナーのリンクを確認し、必要な場合は適切な属性を付けます。
  4. 各サイト内のcanonicalタグを確認します。正規化は重複したURLをまとめるものであり、内容の薄いネットワークを有用にするものではありません。
  5. 責任者と編集方針を記録し、今後の変更を同じ根拠で評価できるようにします。

Search Consoleの通知やオーガニックでの表示状況の変化がきっかけで調査する場合、サイト間の関係は、複数ある仮説の1つとして扱います。ポリシーに関する通知、レンダリングしたページ、リンクのパターン、インデックス登録、直近のリリースを確認します。検索順位が変わっただけでは、関連サイトが原因だとは言えません。逆に、技術的な痕跡がクリーンでも、似たサイトの集まりに本当にユーザー向けの目的があることの証明にはなりません。

混乱を減らす方法

サイトごとに、はっきりした役割を持たせます。商品、編集、サポート、地域別のコンテンツを分けるのは、訪問者が違いを認識でき、各サイトを維持管理できる場合だけにします。同じ検索意図に応えるページは、ドメインをまたいで複製せず、1つにまとめます。2つのURLが同じコンテンツを持つ場合は、優先する転送先を選び、リダイレクト、canonicalタグ、内部リンクをその選択に合わせて統一します。

よくある誤りは、技術的な分離を、ポリシー遵守の対策と考えることです。アカウント、サーバー、デザインのバリエーションを分けても、コピーしたページに価値は加わりません。逆の誤りは、ブランドや取引先が共通なら危険だと思い込むことです。見直しでは、透明性、本来の目的、コンテンツの品質、検索順位を狙う動機がなくても成り立つリンクに注目します。

FAQ

Google検索では、関連サイトは禁止されていますか?
いいえ。サイト同士の関係やアフィリエイトプログラム自体は禁止されていません。リスクが生じるのは、ドアウェイページ、リンクスパム、意味のある付加価値のないアフィリエイトページなど、ポリシーに違反するパターンがある場合です。
関連サイト同士は、リンクし合わないほうがよいですか?
いいえ。関連性のある編集上のリンクやナビゲーション用のリンクは、ユーザーの役に立ちます。リンク先が有用かどうかを確認し、必要に応じて商業的な関係を開示し、有料リンクには求められる属性を付けます。
同じIPアドレスを共有していれば、関連サイトだと証明できますか?
いいえ。ホスティング環境は参考情報にすぎません。ページが有用か、コピーされたものか、検索順位の操作を意図したものかを、それだけで判断することはできません。
canonicalタグを設定すれば、重複サイトの問題は解決しますか?
canonicalタグは、重複または非常によく似たURLの中から、優先するURLを伝えるのに役立ちます。内容の薄いコンテンツ、ドアウェイの構築、リンクの操作は、これでは解決しません。