SEOプロジェクトとエージェントの引き継ぎ

プロジェクトのディレクトリには、サイト、スコープ、クロールのポリシー、チェックリストの進捗、スキャン、保存したビュー、実行履歴が入ります。ワークフローの実行は各ステップでチェックポイントを残すので、別のエージェントが続きを再開できます。

できること

1つのプロジェクトフォルダ

seohead project newは、1つのサイト用のローカルフォルダを作ります。中身は、project.json、scansフォルダ、reportsフォルダ、人が読むログのlog.mdです。保存したビュー、追記専用のイベントジャーナル、チェックリストは、作業が進むにつれて増えます。ただのフォルダなので、アーカイブして別のマシンに復元できます。

  • スキャン、競合のスキャン、レポートは、プロジェクトの配下に保存されます
  • 各スキャンは、サイト、ビルド、設定をそれぞれ保持します
  • project-archiveは、SHA-256のマニフェスト付きのzipを1つ書き出し、認証情報らしきファイル名は除外します
  • project-restoreが復元できるのは新しいパスだけで、既存のフォルダを上書きすることはありません

エージェント間の引き継ぎ

ワークフローの実行は、登録済みのステップごとにチェックポイントを保存します。エージェントが止まっても、workflow-statusで次のステップが正確に分かり、workflow-resumeは中断したステップだけを開き直します。書き込みは必ず現在のリビジョンを指定し、競合すると失敗します。そのため、2つのエージェントが気付かないまま互いを上書きすることはありません。

  • 受信箱には、担当者のメモと、提案されたゴールが入ります
  • ゴールを承認すると、チェックリストのタスクが1つ作られます。クロールは始まりません
  • seohead watch --project DIRは、チャットの横にターミナルオブザーバーを開きます。保存するメモとゴール以外には、読み取りしか行いません

タスクの完了は、修正の証明ではない

完了したタスクを、サイトのエラーが修正された証拠とは見なしません。チェックリストが追跡するのは、合意した作業です。検出結果を追跡するのは修正台帳で、ケースを解決済みにするのは、厳密な再チェックの結果か、その後に測定した観測値があるときだけです。途中までのスキャンで検出結果が消えても、修正済みとは数えません。

  • チェックリストの項目には、残り、ブロック中、古い、レビュー待ちが表示されます
  • 唯一のパーセンテージは「監査タスクの完了率」で、明示的な計画を立てたあとにのみ表示されます
  • このパーセンテージは、サイトの健全性スコアではありません

3ステップで、スキャンを1件保存

  1. プロジェクトのディレクトリを1つ作る

    seohead project new --directory ./shop --target https://example.com/ を実行すると、サイト、スキャン、レポート、ログを含むローカルフォルダができます。フォルダごと移動できます。

  2. 合意したチェックリストを追跡する

    チェックリストの項目には、残り、ブロック中、古い、レビュー待ちのどれかが表示されます。完了したタスクはタスクとして記録され、サイトのエラーが修正された証拠としては扱いません。

  3. チェックポイント付きの実行を引き継ぐ

    ワークフローの実行は、ステップを順に完了させます。別のエージェントは、workflow-statusで次のステップを把握し、workflow-resumeで中断したステップを開き直します。

この機能のチェック項目

チェック項目意味重要度根拠
BROKEN_PAGE_4XXページが4xxのレスポンスを返す。再チェックで修正が確認されるまで、プロジェクトでは未解決の項目として残るCritical保存済みスキャンのステータスコードとURL
REDIRECT_LOOPリダイレクトチェーンが、有効な転送先に到達しないCritical保存済みスキャンのリダイレクトチェーン
REDIRECT_CHAIN最終URLに着くまでに2ホップ以上のリダイレクトがあるImportant保存済みスキャンのリダイレクトチェーン
TITLE_MISSINGtitle要素がないCritical保存済みスキャンのページ行
CANONICAL_MISSINGインデックス可能なページに正規URLがないImportant保存済みスキャンのページ行

コマンド1つで実行

bash
seohead project new --directory ./shop --target https://example.com/

先にインストールします: インストールガイド。どのコマンドも、AIエージェント向けのMCPツールとして実行できます。

必要なもの

  • プロジェクトのフォルダのパスと、対象サイトのURL
  • MCP経由のエージェント、またはCLI。デスクトップアプリは任意です
  • プロジェクトに証拠データを蓄えるために、明示的に実行するクロールや監査
  • 必要なものはこれだけで、アカウントは不要です

制限事項

  • プロジェクトのコマンドが記録するのは状態だけです。クロールの開始やエージェントの実行は、単独では行いません
  • ワークフローが実行するのは登録済みのステップだけで、メモの自由記述は実行しません
  • プロジェクトのデータは作業用の資料で、サイトのコンテンツを含むことがあります。公開用のエクスポートではありません
  • 競合は別のサイトです。許可されたスコープとスキャンが別途必要です

よくある質問

プロジェクトを使うには、デスクトップアプリが必要ですか?
いいえ。プロジェクトはCLIとMCPサーバーから使えます。seohead watch --project DIRを実行すると、進捗や検出結果を表示する任意のターミナルオブザーバーが開きます。書き込むのは、ご自身で保存したメモと提案したゴールだけです。
エージェントが勝手にクロールを始めることはありますか?
いいえ。project-inbox-submit、workflow-start、チェックポイントなどのプロジェクトのコマンドが記録するのは状態だけです。クロールを実行するのは、crawl-siteやproject-prepareのような明示的なコマンドだけです。
2つのエージェントが、互いの作業を上書きすることはありますか?
気付かないまま上書きされることはありません。書き込みは必ず現在のリビジョン(expected_revision)を指定し、競合すると失敗します。後から書く側は、まず最新の状態を読む必要があります。
進捗のパーセンテージは、サイトの健全性スコアですか?
いいえ。唯一のパーセンテージは「監査タスクの完了率」と表示され、明示的な計画を立てたあとにのみ現れます。サイトの健全性や修正の状況を測る指標ではありません。
プロジェクトをクライアントやチームメンバーと共有できますか?
project-archiveは、SHA-256のマニフェスト付きのzipを1つ書き出し、認証情報らしきファイル名は除外します。復元できるのは新しいパスだけで、既存のディレクトリを上書きすることはありません。プロジェクトのデータは作業用の資料で、公開用のエクスポートではないため、送る前にアーカイブの中身を確認してください。
別のエージェントが引き継ぐと、どうなりますか?
以前のチャットではなく、保存されたプロジェクトを読みます。workflow-statusで登録済みの次のステップが正確に分かり、project-progressでは次のアクション付きのコンパクトなチェックリストが得られます。それまでの経緯は、イベントジャーナルで確認できます。