Webサイトの作り方:基本、プラットフォーム、目的設定

初めてサイトを作る人向けに、目的に合ったプラットフォーム、ホスティング、サイト構成を選ぶ手順を解説します。

Webサイト制作は、手順に分ければ難しくありません。つまずきやすいのは最初の一歩です。なぜサイトが必要なのかを考える前に、プラットフォームを選んでしまいます。その結果、見た目は美しくても、ビジネスの課題を解決しないランディングページができあがります。

ここでは、ゼロからSEOの土台を備えた公開サイトまでを7つのステップで説明します。余計な話や不要なコードはありません。

ステップ1:サイトの目的を決める

ゼロからWebサイトを作る手順

目的は、プラットフォーム、構成、コンテンツ、予算のすべてを左右します。次の3点に答えてください。

  • 訪問者に何をしてほしいか。購入、フォーム送信、記事を読む、住所を調べる、など。
  • ターゲットは誰か。 B2BかB2Cか、年齢、利用デバイス(モバイルかデスクトップか)。
  • どうやって集客するか。 SEO、広告、SNS、直接訪問。
目的サイトの種類優先事項
商品を販売するECサイトカタログ、カート、決済
見込み客を獲得するランディングページ/コーポレートサイトフォーム、CTA、信頼を示す要素
コンテンツを公開するブログ/メディアSEO、表示速度、読みやすさ
実績を見せる名刺代わりのサイト/ポートフォリオデザイン、ギャラリー、連絡先
SaaS/アプリプロダクトサイトオンボーディング、ドキュメント、料金

ステップ2:サイトの種類を選ぶ

サイトの種類で、プロジェクトの難易度と必要なリソースが決まります。欲張らないことが大切です。シンプルでも丁寧に作ったサイトは、複雑で出来の悪いサイトに勝ります。

ランディングページ/名刺代わりのサイト

1~5ページ。スタートや仮説の検証、地域密着のビジネスに向いています。表示が速く、低コストで、更新も簡単です。

ブログ/コンテンツサイト

数十~数百ページ。継続して公開すれば、SEOで大きな効果が見込めます。編集計画が必要です。

ECサイト

カタログ、カート、決済、物流が必要です。最も複雑な種類なので、WooCommerceやShopifyなど既製のプラットフォームを選びます。

ステップ3:プラットフォームとCMS

プラットフォームはサイトのエンジンです。選ぶ基準は、パフォーマンス、SEO機能、総保有コスト、始めやすさの4つです。

プラットフォーム向いている用途SEO難易度価格
WordPressブログ、コーポレートサイト★★★★★中$0~(ホスティング代は別)
Tildaランディングページ、名刺代わりのサイト★★★☆☆低月額$12~
ShopifyEC★★★★☆低月額$29~
Next.jsSaaS、メディア、オーダーメイド開発★★★★★高$0~(開発費は高額)
Webflowデザイン重視のサイト★★★★☆中月額$14~
初心者へのヒント:予算が限られ、開発者もいない場合は、WordPressと無料テーマ、月額$5~のホスティングで始めます。WordPressは全Webサイトの43%で使われており、実績のある選択です。
ソースコードが非公開のサイトビルダー(Wix、uCoz)は、本格的なSEOを考えるなら避けます。技術面の設定を自由に変えられません。

ステップ4:ドメインとホスティング

ドメインはインターネット上の住所で、ホスティングはサイトを置くサーバーです。両者は別のサービスですが、セットで販売されることが多くあります。

ドメインの選び方

  • 短くて覚えやすく、できればハイフンを含まないものにします。
  • .comはどの用途にも使えます。地域向けSEOでは国別ドメインを選びます。
  • 購入前にWayback Machineでドメインの過去の履歴を確認します。
  • SEO目的でドメインにキーワードを入れる手法は、すでに古くなっています。

ホスティングの選び方

種類向いている用途月額
共有ホスティング月間訪問者1万人までの新規サイト$3~10
VPS成長中でサーバーを自分で管理したいサイト$10~50
マネージドWordPress技術的な手間なくWordPressを使いたい場合$15~30
クラウド(AWS、GCP)アクセス数の多いプロジェクト$20~
重要:ホスティングは、ターゲットとする読者と同じ国に置きます。表示速度と、Googleに伝わる地域のシグナルに影響するためです。

ステップ5:サイト構成とページ

サイト構成とは、ナビゲーションとURLの階層のことです。よい構成は、ユーザーにも検索エンジンにも役立ちます。

レベル1
トップページ

「何のサイトで、誰のためのものか」に答えます。主要セクションへリンクし、明確なCTAを1つ置きます。

レベル2
主要セクション

サービス/商品、会社概要、ブログ、お問い合わせ。メインナビゲーションは最大5~7項目にします。

レベル3
下層ページ

個別のサービス、商品カテゴリ、ブログ記事。トップページから3クリックを超えない深さにします。

技術
技術ページ

404ページ、sitemap.xml、robots.txt、プライバシーポリシー。どのサイトにも必須です。

ステップ6:初日から整えるSEOの土台

制作時のSEOのミスは、あとで直すと高くつきます。最初から正しい土台を作っておきます。

  1. HTTPSは必須です。 SSL証明書(Let's Encryptなら無料)を取得します。GoogleはHTTPのサイトを安全でないものとして表示します。
  2. ページごとに固有のtitleとメタディスクリプションを設定します。 titleは60文字以内、ディスクリプションは140~160文字が目安です。
  3. H1は1ページに1つ。キーワードを含む、わかりやすい見出しにします。
  4. URLはシンプルに。 /services/seo-audit/は/page?id=42より優れています。
  5. 表示速度: LCPは2.5秒未満を目標にします。画像はWebPにし、JSは最小限にします。
  6. robots.txtとsitemap.xmlは、公開後すぐに設定します。
  7. Google Search Consoleには、初日にサイトを登録します。
53%

直帰率

モバイルで読み込みが3秒を超えた場合

200+

ランキング要因

Googleのランキング要因のうち、表示速度は主要なものの1つ

43%

全Webサイト

がWordPressで動いています

60%

トラフィック

がモバイルデバイスからです

ステップ7:公開と最初の一歩

完璧なサイトは存在しません。あるのは、少しずつ改善していく、動いているサイトです。必要最小限のページ構成で公開します。

1日目公開

HTTPS、フォーム、リンクを確認します。Google Search ConsoleとBing Webmaster Toolsに登録します。

1週目インデックス登録

sitemap.xmlをGSCに送信します。Googleが全ページを認識しているか確認します。

1か月目アクセス解析

GA4を設定します。最初のユーザー行動データを見ます。

3か月目最初の検索順位

GSCの表示回数に現れ始めます。クエリを分析し、コンテンツを広げます。

基本の考え方:完璧を待たないことです。今日公開する5ページのサイトは、1年かけて作る完璧なサイトより早く成果を出します。

よくある質問

開発者なしでWebサイトを作れますか?
簡単な用途なら作れます。ランディングページ、名刺代わりのサイト、ブログなどです。WordPressと無料テーマ、Tilda、Webflowを使えば、コードを書かずに公開できます。難しいのは、独自機能を持つECサイト、SaaSプラットフォーム、高いパフォーマンスが求められるプロジェクトです。本格的なSEOや独自デザインを目指すなら、いずれ開発者が必要になります。
ゼロからサイトを作るといくらかかりますか?
幅は広く、月額$5(ホスティングと無料のWordPressテーマ)から$50,000以上(オーダーメイド開発)まであります。スタート時の費用の目安は、ドメインが年$10~15、ホスティングが月額$5~30、テーマが$0~100です。開発者に依頼する場合は、コーポレートサイトで$1,000~5,000、ECサイトで$3,000~10,000が相場です。SEOとコンテンツには、開発費のほかに30~50%を見込みます。
最初はWordPressとサイトビルダーのどちらがよいですか?
サイトビルダー(Tilda、Webflow)は、公開が早く、技術知識が要らず、ホスティングも込みです。弱点は、SEOの自由度が低いことです。WordPressは最も柔軟で、プラグインが豊富で、すべてを自分で管理できます。弱点は、ホスティングを別に契約する必要があり、慣れるまで時間がかかることです。本格的にSEOを進めるなら、Yoast SEOなどのプラグインやカスタマイズの幅広さから、WordPressが優位です。
SSL証明書は初日から必要ですか?
必要です。GoogleはChromeのアドレスバーで、HTTPのサイトに「保護されていない通信」と表示します。信頼感とCTRが下がります。Let's EncryptのSSL証明書は無料で、ほとんどのホスティングで数分で有効にできます。HTTPSはGoogleが公式に認めるランキング要因でもあります。2026年にHTTPSなしで公開するのは、初日から続くSEOのミスです。
公開時には何ページ必要ですか?
最小限の構成は、トップページ、サービスまたは商品ページを1~3ページ、会社概要、お問い合わせで、合計4~6ページです。多ければよいわけではありません。中身のないページやテンプレートのままのページは、SEOに悪影響です。ありきたりなページを50枚作るより、固有の内容を持つ質の高い5ページで公開します。公開後はブログで広げます。質の高い記事が増えるたびに、トラフィックが増え、ドメインの評価も高まります。

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